ラキソベロン内用液を週に2本使っている
使いすぎだと思うが1本何滴あるんだろう
病院では看護師がラキソベロン内用液を調整していたので、気にしていなかったのですが、施設や薬局で使用量を確認すると明らかに多いことが考えられました
せっかくの機会なので調べてみました
コンテンツ
1. ラキソベロン内用液の含有量
ラキソベロン内用液の基本情報を添付文書より抜粋
1.各種便秘症
通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
小児に対しては1日1回、次の基準で経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
年齢6ヵ月以下:2滴(0.13mL)
年齢7〜12ヵ月:3滴(0.20mL)
年齢1〜3才:6滴(0.40mL)
年齢4〜6才:7滴(0.46mL)
年齢7〜15才:10滴(0.67mL)
2.術後排便補助
3.造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進
4.手術前における腸管内容物の排除
5.大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除
15滴が1.0mLということは
ラキソベロン内用液1本10mLなので、150滴ということ
ラキソベロン内用液は1本何滴入っているか
150滴
今回の患者さんは週に2本使用しており、300滴を使っていることとなる
2. ラキソベロン内用液と錠
300滴って多い感じだけど
錠剤だと何錠なのでしょうか
ラキソベロン内用液の基本情報を添付文書より抜粋
組成
有効成分・名称
ピコスルファートナトリウム水和物
有効成分・含量
7.5mg/mL
ラキソベロン内用液1mLで7.5㎎に相当する
先ほど1mL15滴とわかっているので、15滴で7.5mg
つまり5滴で2.5mg錠1錠ということ
ラキソベロン内用液何滴が2.5㎎錠1錠に相当するか
5滴
まとめ
ラキソベロン内用液 | ラキソベロン錠2.5㎎ | |
5滴 | 1錠 | |
15滴(1mL) | 3錠 | |
150滴(1本) | 30錠 |
週に2本だとラキソベロン錠2.5㎎を60錠に相当します
今回は視力が低下して滴数が見えていなかったことが原因でした。
便秘時に服用し下痢、腹痛が見られることが判明したため、医師に疑義照会とトレーレポートを作成し、下剤調整することとなりました
ちなみにラキソベロン内用液の薬価は20.7円/mL、ラキソベロン錠2.5㎎は22.8円/3錠(2020年8月現在)なので自己負担は大きく変わりません